劇団竹第11回公演「今も彷徨うアングリマーラ」
あらすじ

アルコール依存症の自助グループ「素面舟(しらふね)」は断酒会、アルコホーリクスアノニマスにも、属さない、新たに発足された禁酒の自助グループ。
素面舟のメンバーである小説家の深崎要(ふかざきかなめ)と、その父・安博(やすひろ)。要は酒が無ければ小説が書けない男で、父の安博もまた酒の飲みすぎで肝臓癌を患っていた。しかし要は「琥珀に沈むアングリマーラ」という作品で脚光を浴び、表向きは禁酒が続いていることになっていた。素面舟東京支部の代表である木藤(きとう)は、要を東京支部の名誉理事に任命し、会の拡大を企てる。会の主要メンバーは木藤の元妻の安未(やすみ)、アル中の夫婦・小暮(こぐれ)夫妻、アル中でギャンブル依存症の河西(かさい)、アル中でドラッグ依存症の上野(うえの)など。そこへ二重人格並みの酒乱長谷(はせ)を迎え入れる。ある日、ミーティングの途中で台風が襲い、会場となっている廃校に一晩閉じ込められる。長谷がその晩に酒を飲んでスリップ(挫折)してしまったことをきっかけに、他の者たちの自制心も崩壊してゆく。みなそれぞれに卑怯で姑息な人間だった。何かが満たされてなくて何かを激しく乞う弱者だった。
誰の心にもある欲望、陥りやすい依存に迫る会話劇。
公演情報
- 日時
- 2018年12月5日(水) ~ 12月9日(日)
- 会場
- 新宿シアター・ミラクル
- 出演
- 石川雄也(劇団竹) 森川武(劇団竹) ロン佐藤(アートバリケヰド) 中西広和(おなかポンポンショー/ドリル饅頭) 寺部智英(拙者ムニエル) 佐々木光弘(空飛ぶ猫☆魂) 江花実里(架空畳) 森川結美子 山川恭平(Peachboys)
- スタッフ
- 脚本・演出 竹林林重郎(劇団竹)
- 舞台監督・美術 佐藤秀憲(ステージメイツ)
- 照明 釣沢一衣(ふぉーすてーじ)
- 音響・楽曲 リン・ホブデイ(劇団竹)
- 楽曲アレンジ編曲 浜崎寛斉
- 音響操作 野口知己(ふぉーすてーじ)
- 衣装 中村亮子
- フライヤーデザイン 山川恭平
- フライヤー写真 三枝直路
- 制作 植竹ナツコ(劇団竹)
- 協力
- ヘリンボーン ㈱ダックスープ ㈱アールジュー レリバンス(同) gLUV. Barダーリン Bar8039 アートバリケヰド おなかポンポンショー ドリル饅頭 拙者ムニエル 空飛ぶ猫☆魂 架空畳 Peachboys フロム・ニューヨーク 片岡正二郎 中村たかし 辻村尚子(劇団竹) よっぴ 河原塚遼
- 運営
- 劇団竹