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劇団竹第5回公演「なまぬるい沼」

プロット

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女が油絵を描いている。題名は「サバンナの幻想」。すすけた顔の女が密林の中の沼に半身浸かっている不気味な絵だった。女は密林の中の沼を夢想する。赤黒いその沼の水温は何℃ぐらいなのだろうか?底なし沼のようなその泥沼から抜け出て、草原を豹のように滑走する時は来るのだろうか?
女の名は宇田川ひろみ。夫の宇田川純一は不倫していた。しかも男と。男と浮気していることに気付いたひろみは、少しでも夫の気持ちを知ろうと、同性愛について調べる。
泉澤夫妻はただただ芸術だけで繋がる夫婦だった。美しい容姿の妻を被写体として溺愛している泉澤崇。夫の作品とユーモアセンスを愛する妻のユカ。ユカはレズビアンだった。
崇を師と仰ぐひろみはユカが同性愛者であることを知ってモデルに所望する。ただ同性愛者の声を聞きたいだけだったが、ユカをモデルに絵を描いているうちに、二人の間には奇妙な関係が芽生える。
ある日、純一の不倫相手の見城がひろみの元に訪れる。「御主人と別れてほしい」という慇懃な申し出だった・・・。
竹林林重郎が北海道用に書き下ろしたマイノリティ官能不倫劇。劇団竹初の東京外公演です。

登場人物と配役

○宇田川純一・・・・・石川雄也(劇団竹)
○宇田川ひろみ・・・小山めぐみ
○泉澤崇・・・・・・・・・伊藤ヨタロウ
○泉澤ユカ・・・・・・・江花実里
○宇留間健一・・・・・ロン佐藤(アートバリケヰド)
○見城匠・・・・・・・・佐々木光弘(空飛ぶ猫☆魂)
○バーのママ・・・・日替わりゲスト 川井“J”竜輔 白鳥雄介(NEXTAGE) 熊谷嶺(霊6)

ギャラリー

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